『仙台となり村』の「ふるさと工芸品」

2020.07.22

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山形県内には優れた工芸品が数多くあります。「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」に基づき指定された「山形鋳物」、「置賜紬」、「山形仏壇」、「天童将棋駒」、「羽越しな布」の5品目は有名ですが、『仙台となり村(山形県北村山地域/村山市・東根市・尾花沢市・大石田町)』にも、伝統技術や技法などと同時に作り手の思いや土地の歴史、物語が込められたふるさと工芸品があります。

ぜひ、 目で見て、手に取り、ふるさと賛歌の心を感じてください。

上の畑焼き|尾花沢市

かみのはたやき

上の畑焼は日本最北端、県内でも最古の磁器の窯でした。江戸末期に東根の長瀞(ながとろ)藩が地元の陶石を使った作陶を産業にしようと、伊万里の流れを汲む陶工を大阪から招いて開いた窯ですが、財政難のため、わずか10年ほどで廃窯してしまいました。この窯をよみがえらせたのは、幼少期を尾花沢で過ごし、上の畑焼の復興を決意して陶芸の修行を積んだ伊藤瓢堂(いとうひょうどう)氏でした。

詳しくはこちらから https://www.pref.yamagata.jp/ou/shokokanko/110010/kogeihin/cate03-04.html

 

 

銀山こけし|尾花沢市

ぎんざんこけし

かつての大銀山に由来する銀山温泉は江戸時代中頃に開湯。 その地名を冠した銀山こけしは、 大正14(1915)年、県から派遣された木地職人が当地に技術を伝授、玩具として作られるようになりました。当時、鳴子のこけし職人と交流があったことから、頭の形と胴のくびれが鳴子系で、大きな目と黒髪のおかっぱ頭が際立った特徴です。現在、唯一の作り手である伊豆家は3代目。一子相伝により「伊豆こけし」とも呼ばれています。

詳しくはこちらから https://www.pref.yamagata.jp/ou/shokokanko/110010/kogeihin/cate10-05-03.html

 

 

鏝絵|大石田町

こてえ

鏝(こて)絵とは、土蔵の壁などに施されるレリーフのことで、左官職人による漆喰彫刻です。江戸後期に名工「伊豆の長八」が江戸で確立しました。大石田で作られるようになったのは、明治期に入ってから。もともと「職人の町」といわれる大石田には優れた左官職人が多く、そのうち代々左官業を営む後藤家によって広められました。最上川流域の土蔵や寺社には、今も大石田の歴代職人たちが手がけた鏝絵が残されています。

詳しくはこちらから https://www.pref.yamagata.jp/ou/shokokanko/110010/kogeihin/cate11-12.html

TOPICS「鏝(こて)絵」 https://www.pref.yamagata.jp/ou/shokokanko/110010/kogeihin/topi11.html

 

 

箕|大石田町

伝統的な農具である箕(み)づくりが次年子(じねんご)で始まったのは500年ほど前。秋田から来たお里という旅の女性がこの地区で宿を求めた際に、村人が凶作で悩み苦んでいることを知り、ここに住み着いて技法を教えたという言い伝えが残されています。以来、村の男は冬も出稼ぎに出ることはなく、箕づくりで救われた村人は、お里さんを白山神社に祀りました。また、慶応3(1867)年の古文書『箕の定』に、この技法は古来より村外不出とあるそうです。

詳しくはこちらから https://www.pref.yamagata.jp/ou/shokokanko/110010/kogeihin/cate11-11.html

 

 

工芸品の作り手達が日々向き合い、語り合う素材の数々は、その土地ならではの自然からの贈り物。
工芸品には、作り手の思いや技と同時に、土地の歴史や物語も込められています。

素材を通してふるさとを愛する作り手から、使い手である私たちへ。
ふるさと賛歌の心は、工芸品として、受け継がれていきます。

 

 

仙台となり村の市町のホームページはこちらから

村山市 https://www.city.murayama.lg.jp/

東根市 https://www.city.higashine.yamagata.jp/

尾花沢市 http://www.city.obanazawa.yamagata.jp/

大石田町 http://www.city.obanazawa.yamagata.jp/